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高齢者を狙う詐欺にご用心!不安を感じたら、まず身近な窓口へ相談を

Tags: 詐欺, 悪質商法, 相談窓口, 高齢者支援, 地域包括支援センター, 消費者トラブル

高齢者の皆様へ

ご自身の周りで、「もしかしたら詐欺かもしれない」と感じるような出来事や、怪しい電話、見慣れない郵便物が届いて不安な気持ちになることはございませんか。一人暮らしで、誰に相談したら良いか分からず、不安を抱え込んでしまっている方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、どうかご安心ください。不安な気持ちを一人で抱え込む必要はございません。お住まいの地域には、そうした困りごとに寄り添い、適切なアドバイスをくれる相談窓口が必ずございます。

高齢者を狙う詐欺とは

近年、高齢者を狙った様々な詐欺や悪質な商法が後を絶ちません。手口は巧妙化しており、電話や訪問、郵便物など、あらゆる手段で近づいてきます。

例えば、以下のようなケースは特に注意が必要です。

もし、これらの手口に心当たりがあったり、少しでも「おかしいな」と感じたりした場合は、ご自身の判断で対応せず、必ず誰かに相談してください。

どこに相談すれば良いのでしょうか

「どこに相談すれば良いのか分からない」という声も多く耳にします。高齢者の皆様が、詐欺や悪質商法に関する不安を抱えた際に相談できる主な窓口をご紹介いたします。

1. 身近な地域の相談窓口:地域包括支援センター

地域包括支援センターは、高齢者の皆様の暮らしを地域で支えるための身近な相談窓口です。保健師や社会福祉士、主任介護支援専門員といった専門職が、生活上のあらゆる困りごとについて相談に乗ってくれます。

「詐欺の電話がかかってきたけれど、どうしたら良いか分からない」「怪しい人が訪問してきた」といった具体的な詐欺被害の相談はもちろんのこと、「最近、物忘れが多くて不安」「介護のことが心配」など、生活全般の困りごとについても気軽に相談できます。

地域包括支援センターでは、詐欺の被害に関する専門的な相談機関への橋渡し役も担ってくれますので、まずは「どこに相談したら良いか分からない」といった場合でも、安心してご連絡いただけます。

2. 消費生活に関する専門窓口:消費者ホットライン(局番なし188)

実際に悪質な商品を買ってしまったり、サービスの契約をしてしまったりといった消費生活に関するトラブルについては、「消費者ホットライン」にご相談いただけます。

電話番号は「局番なしの188(いやや!)」です。この番号にかけると、最寄りの消費生活センターなどにつながり、専門の相談員が対処法についてアドバイスしてくれます。

3. 警察の相談窓口:警察相談専用電話(#9110)

もし「これは犯罪かもしれない」「詐欺に遭ってしまったかもしれない」と感じた場合は、警察の相談窓口もございます。

事件や事故の緊急性がないものの、警察に相談したいことについては「警察相談専用電話(#9110)」をご利用ください。緊急性がある場合は110番ですが、詐欺の疑いがあるなど、緊急ではないけれど警察に相談したい際に役立ちます。

4. その他の相談窓口:民生委員

お住まいの地域を担当している民生委員も、地域の高齢者の皆様の身近な相談相手です。普段の生活の中での困りごとや、見慣れない来客があった際など、気軽に声をかけてみてください。民生委員は、必要に応じて地域の専門機関への連携もサポートしてくれます。

相談する際のポイント

相談する際に、いくつか準備をしておくと、よりスムーズにアドバイスを受けられます。

相談することで得られる安心

詐欺や悪質商法に関する不安を相談することは、ご自身を守るための大切な一歩です。

どうぞ、お一人で悩みを抱え込まず、少しでも不安を感じたら、まずは身近な相談窓口に一歩踏み出してみてください。私たちは、皆様が安心して地域で暮らせるよう、いつでもサポートさせていただきます。